バー経営において、常連客の存在は売上の根幹です。「いつものお店」として選ばれ続けるバーは、広告を打たずとも安定した経営を実現できます。
この記事では、バーのリピート率の現状から、具体的な改善施策、成功事例まで詳しく解説します。
バーのリピート率の現状と課題
バー業界のリピート率について把握しましょう。
バーの平均リピート率
バーの平均リピート率は**約35〜45%**と言われています。バーは「居心地の良さ」で選ばれるため、一度気に入ればリピートしやすい一方、初回の印象が合わなければ二度と来ない傾向もあります。
繁盛しているバーのリピート率は60%以上。「ここに来るとホッとする」という居場所を提供しています。
バーのリピート率は以下で計算します。
リピート率 = 2回目以上来店客数 ÷ 初回来店客数 × 100
月単位での計測が一般的です。
リピートされない原因
バーでリピートされない主な原因です。
1. 居心地の問題
- マスターや他のお客様との相性が合わない
- 雰囲気が想像と違った
- 入りにくい・緊張する
2. 価格面の壁
- 思ったより高かった
- 頻繁に通うには出費がかさむ
- チャージ料金への抵抗
3. きっかけの不足
- 他にも行きたいバーがある
- わざわざ行く理由がない
- 1人で行きにくい
バーでは、居心地の良さと**「また来たい」と思わせる人間関係**がリピートの鍵です。
バーのリピート率を上げる方法5選
具体的な施策を5つ紹介します。
来店後のフォロー(LINE・名刺交換等)
バーでは、マスターとの個人的なつながりが重要です。
フォローのポイント
- 初来店のお客様には名刺を渡す
- 名前を覚えて次回「〇〇さん、いらっしゃい」と声かけ
- LINE交換できた方には控えめなフォローメッセージ
フォローメッセージ例
〇〇様、先日はありがとうございました。
お話楽しかったです。
またお時間あるときにふらっとお越しください。
お待ちしております。
押し売り感なく、「また会いたい」という気持ちを伝えましょう。
紹介制度・紹介カードの活用
バーは「友達に紹介したい」と思ってもらえるサービスです。
バーの紹介制度例
- 紹介者:次回ドリンク2杯無料
- 被紹介者:チャージ無料
- 「〇〇さんの紹介です」で最初から和やかに
紹介カードには店の雰囲気が伝わる写真と、マスターからの一言を入れると親近感がわきます。
ポイントカード・スタンプカード
バーでは「常連カード」「メンバーズカード」の形が合います。
効果的な常連制度の設計
- 5回来店で「常連」認定、チャージ永久無料
- 常連には特別なお酒をお出しする
- ボトルキープの特典(3本目は10%オフなど)
ボトルキープは「またこの店に来る理由」を作る古典的ながら効果的な施策です。
次回予約の促進
バーでは予約よりも「また来たいと思わせる」ことが重要です。
再来店を促す施策
- 帰り際に「また来てくださいね」と心を込めて伝える
- 「来週〇〇さんも来るから」と他の常連の情報を共有
- 「次は〇〇(お酒)を試してみませんか」と提案
「あなたを待っている」というメッセージが、再来店につながります。
記念日・季節のキャンペーン
バーでもイベントは効果的です。
キャンペーン例
- 開店記念日パーティー
- クリスマス・年越しイベント
- ウイスキー・ワインの試飲会
- バースデー割引(誕生日月はチャージ無料)
常連同士の交流イベントを開催すると、「コミュニティとしてのバー」の魅力が高まります。
バーでリピート率を上げた成功事例
実際にリピート率を改善したバーの事例を紹介します。
事例1:「常連認定制度」で特別感を演出
東京のバーAでは、5回来店で「常連認定」、オリジナルのメンバーズカードを発行。常連にはチャージ無料、秘蔵のウイスキーを特別価格で提供しました。
「常連として認められた」という特別感が好評で、認定を目指して通う新規客が増加。常連認定者のリピート率は90%を超えています。
事例2:ボトルキープで再来店を確実に
大阪のバーBでは、ボトルキープを積極的に提案。キープボトルに名前入りプレートを付け、「〇〇様専用」という特別感を演出しました。
「ボトルを空けに来なきゃ」という動機が生まれ、ボトルキープ客の月間来店回数は平均3〜4回に。さらに友人を連れてきてくれるケースも増えました。
事例3:常連交流イベントでコミュニティ形成
名古屋のバーCでは、月1回の「常連会」を開催。マスターが料理を振る舞い、常連同士が交流できる場を設けました。
「このバーの仲間に会いたい」という動機が生まれ、常連会参加者の来店頻度が向上。バー全体が「居場所」「コミュニティ」として機能するようになりました。
まとめ
バーのリピート率を上げるポイントをまとめます。
- 名前を覚えて「あなたを待っている」を伝える
- 紹介制度で友人を連れてきてもらう
- 常連制度・ボトルキープで特別感を提供
- 「また来たい」と思わせる帰り際の一言
- イベントでコミュニティを形成する
バーは「居場所」「人との出会い」を提供するビジネスです。お客様一人ひとりを大切にし、「ここに来るとホッとする」という空間を作り続けましょう。
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