LINE公式アカウントは、店舗とお客様をつなぐ強力なツールです。月間利用者数9,700万人以上(2024年時点、LINE社発表)を誇るLINEを活用すれば、メールよりも開封率の高いメッセージでお客様にアプローチできます。
この記事では、LINE公式アカウントの作り方から集客に役立つ機能の使い方まで、店舗オーナー向けにわかりやすく解説します。
LINE公式アカウントとは?店舗集客で注目される理由
LINE公式アカウントは、企業や店舗がお客様とLINE上でコミュニケーションを取るためのサービスです。個人のLINEアカウントとは異なり、一斉配信やクーポン発行など、ビジネス向けの機能が充実しています。
店舗集客でLINE公式アカウントが注目される理由は主に3つあります。
メッセージの開封率が高い
メールマガジンの開封率が平均15〜25%程度なのに対し、LINEのメッセージ開封率は60〜70%以上とも言われています。お客様が日常的に使っているアプリだからこそ、メッセージが確実に届きます。
友だち登録のハードルが低い
QRコードをスマホで読み取るだけで友だち追加が完了します。会員カードの発行や個人情報の入力が不要なため、お客様が気軽に登録してくれます。
コストを抑えて運用できる
月1,000通までは無料で利用できます。小規模店舗であれば無料プランでも十分に活用できるでしょう。
LINE公式アカウントの作り方5ステップ
LINE公式アカウントは、スマートフォンアプリまたはPCから作成できます。ここではスマートフォンでの手順を解説します。
ステップ1:アプリをダウンロードしてアカウントを作成
「LINE公式アカウント」アプリをApp StoreまたはGoogle Playからダウンロードします。アプリを開いたら「アカウントを作成」をタップし、個人のLINEアカウントでログインします。
アカウント名(店舗名)とビジネスカテゴリを入力すれば、アカウントの作成は完了です。
ステップ2:基本情報を設定する
管理画面の「設定」から、以下の基本情報を入力しましょう。
- プロフィール画像: 店舗のロゴや外観写真を設定
- ステータスメッセージ: 「〇〇駅徒歩3分の美容室」など、一目で伝わる説明
- 営業時間・住所: お客様が来店しやすくなる情報
- Webサイト: ホームページや予約サイトのURL
基本情報を充実させることで、お客様が安心して友だち追加できるようになります。
ステップ3:あいさつメッセージを設定する
あいさつメッセージとは、友だち追加した直後に自動で送られるメッセージです。第一印象を決める重要なメッセージなので、以下のポイントを押さえて作成しましょう。
- お店の特徴や強みを簡潔に伝える
- LINE限定クーポンなどの登録特典を案内する
- メッセージの配信頻度を伝えてブロックを防ぐ
あいさつメッセージ例
友だち追加ありがとうございます!
〇〇美容室です。
【友だち追加特典】
次回ご来店時に使える
トリートメント無料クーポンをプレゼント!
月2回程度、お得な情報をお届けします。
ご予約・お問い合わせもお気軽にどうぞ。
ステップ4:リッチメニューを作成する
リッチメニューとは、トーク画面下部に固定表示されるメニューです。タップするだけで予約ページや電話発信につながるため、お客様の行動を促しやすくなります。
管理画面の「リッチメニュー」から、以下のような項目を設定しましょう。
- 予約はこちら: 予約サイトへのリンク
- アクセス: Googleマップへのリンク
- 電話する: 店舗の電話番号
- クーポン: LINE公式のクーポン一覧へのリンク
- メニュー/料金: 料金表ページへのリンク
画像はCanvaなどの無料ツールで作成できます。テンプレートを活用すれば、デザインに自信がなくても見栄えの良いリッチメニューが作れます。
ステップ5:友だち追加経路を設置する
アカウントを作成しただけでは、お客様は友だち追加できません。以下の場所に友だち追加経路を設置しましょう。
店頭での設置
- レジ横にQRコード付きPOPを設置
- ショップカードの裏面にQRコードを印刷
- テーブルやカウンターにスタンドPOPを置く
オンラインでの設置
- 自社ホームページに友だち追加ボタンを設置
- Googleビジネスプロフィールに追加
- SNSのプロフィール欄にリンクを掲載
スタッフからの声かけも効果的です。「LINEに登録いただくと、次回使えるクーポンをお送りしています」と案内すれば、登録率が上がります。
店舗集客に役立つLINE公式の機能
LINE公式アカウントには、店舗集客に役立つさまざまな機能があります。特に活用したい機能を紹介します。
メッセージ配信
友だち登録しているお客様全員に、一斉にメッセージを送れます。新メニューのお知らせやキャンペーン情報を届けるのに便利です。
配信のコツ
- 配信頻度は週1〜2回程度に抑える(多すぎるとブロックされる)
- 配信時間は平日の12時台や19時以降が開封されやすい
- 画像やカードタイプメッセージを活用して視覚的に訴求
また、「絞り込み配信」を使えば、性別や年齢、過去の反応などで配信対象を絞れます。ターゲットを絞ったメッセージは、反応率が高くなります。
クーポン機能
LINE公式アカウントでは、デジタルクーポンを発行できます。紙のクーポンと違い、紛失の心配がなく、使用状況も管理画面で確認できます。
クーポン活用例
- 友だち追加特典として初回クーポンを配布
- 誕生日クーポンでお祝いメッセージとともに配布
- 閑散期の集客に期間限定クーポンを配布
- リピート促進に次回来店時クーポンを配布
クーポンには有効期限を設定できるため、「今月中に来店しよう」という行動を促せます。
ショップカード機能
紙のスタンプカードをLINE上で再現できる機能です。お客様がスマートフォンを持っていれば、専用アプリのダウンロードなしで利用できます。
メリット
- 紛失リスクがない
- スタンプの不正押印を防げる
- 特典達成率などの分析ができる
来店ごとにQRコードを読み取ってもらうだけで、スタンプが貯まります。貯まったスタンプに応じて、特典クーポンを自動発行することも可能です。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントには、3つの料金プランがあります(2024年時点)。
| プラン | 月額料金 | 無料メッセージ通数 |
|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 無料 | 200通 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 |
友だち数が少ないうちは無料プランで十分です。友だち数が増えて配信通数が足りなくなったら、有料プランへの移行を検討しましょう。
なお、メッセージ通数は「友だち数 × 配信回数」で計算されます。たとえば友だち100人に月4回配信すると、400通の消費となります。
LINE公式とあわせて取り組みたい集客施策
LINE公式アカウントは、お客様との継続的な関係づくりに効果的です。一方で、新規のお客様を獲得するには、別の施策も組み合わせると効果的です。
たとえば、Googleビジネスプロフィールを最適化すれば、地域で店舗を探しているお客様に見つけてもらいやすくなります。また、既存のお客様からの紹介を仕組み化すれば、広告費をかけずに新規顧客を獲得できます。
リピート率を高めながら、紹介による新規獲得も狙う。この2つを両立することで、安定した集客サイクルが生まれます。
まとめ
LINE公式アカウントは、店舗集客に欠かせないツールです。無料で始められ、メッセージ配信やクーポン発行など、リピーター獲得に役立つ機能が充実しています。
作り方は5ステップで完了します。まずはアカウントを作成し、基本情報とあいさつメッセージを設定しましょう。友だち追加経路を整えれば、お客様との接点が生まれます。
LINE公式アカウントを活用して、お客様との関係を深めていきましょう。
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