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記事 #クレーム対応 #記録 #報告

クレームの記録と報告|正確な文書化のコツ

クレームの記録と報告の方法を解説。記録すべき内容、報告書の書き方、情報共有の仕組み、記録の活用方法を紹介します。

5分で読める
オクリテ編集部

クレーム記録の重要性

クレームを正確に記録することは、対応品質の向上、再発防止、そして万が一のトラブルに備えるために欠かせません。「記憶」ではなく「記録」に残すことが大切です。


なぜ記録が必要か

記録の目的

記録の目的
├ 対応の経緯を残す
├ 引き継ぎに使う
├ 再発防止に活かす
├ トラブル時の証拠
├ 分析・改善の材料
└ 組織の学びとして蓄積

記録がないと困ること

状況問題
再来店時以前の経緯が分からない
引き継ぎ情報が伝わらない
分析傾向が把握できない
トラブル「言った」「言わない」に

記録すべき内容

基本項目

必ず記録する項目
├ 発生日時
├ 対応者名
├ お客様情報(氏名・連絡先)
├ クレームの内容
├ 発生状況・経緯
├ お客様の要求
├ 対応内容
├ 結果
├ 補償の有無・内容
└ 今後の対応(フォロー予定)

詳細な記録

詳しく記録すべきこと
├ お客様の発言(できるだけそのまま)
├ スタッフの対応・発言
├ 時系列の経緯
├ 原因(判明した場合)
├ 関係者の情報
├ 証拠となるもの(写真、伝票など)
└ 特記事項

記録フォーマット

標準フォーマット

【クレーム対応記録】

■ 基本情報
記録日: ____年__月__日
記録者: ____________
発生日時: ____年__月__日 __:__
対応者: ____________

■ お客様情報
氏名: ____________
連絡先: ____________
会員番号等: ____________

■ クレーム内容
種類: □商品 □サービス □接客 □待ち時間
     □価格 □環境 □その他(___)

内容(詳細):
________________
________________

■ 経緯
________________
________________

■ お客様の要求
________________

■ 対応内容
________________
________________

■ 結果
□解決 □継続対応中 □未解決

補償: □なし □返金(__円)□交換 □割引 □その他

■ 今後の対応
________________

■ 原因分析
________________

■ 再発防止策
________________

■ 添付資料
□写真 □伝票 □メール □その他

記録のコツ

正確に記録する

記録のポイント
├ 事実をありのまま書く
├ 主観を入れすぎない
├ 時系列で整理
├ 5W1Hを意識
├ お客様の発言は「」で
├ 曖昧な表現を避ける
└ できるだけ早く記録

記録の例

良い記録例
「○月○日15:30頃、○○様より電話。
 『先週購入した○○が壊れていた』との申し出。
 確認したところ、初期不良と判明。
 お詫びし、交換対応を提案。
 ○○様了承。○月○日に新品を発送予定。」

悪い記録例
「壊れてたとクレーム。交換した。」

報告の仕方

報告が必要なケース

報告すべきケース
├ 全てのクレーム(軽微でも)
├ 特に重大なものは即座に
├ 補償が発生したもの
├ 未解決・継続対応中
├ 法的リスクがあるもの
├ 再発の可能性があるもの
└ 組織として対応が必要なもの

報告先と方法

報告先タイミング方法
直属上司即日〜翌日口頭+記録
店長・管理者即日〜翌日報告書
本部定期+緊急時所定フォーマット

報告書の書き方

報告書の構成

報告書の構成
1. 概要(要約)
2. 発生日時・場所
3. 関係者
4. クレームの内容
5. 経緯
6. 対応内容
7. 結果
8. 原因分析
9. 再発防止策
10. 添付資料

報告書のポイント

書き方のコツ
├ 結論(概要)を先に
├ 簡潔に、要点を絞る
├ 事実と意見を分ける
├ 時系列で分かりやすく
├ 対応と結果を明確に
└ 今後のアクションを示す

情報共有の仕組み

共有すべき範囲

共有の範囲
├ 対応に関わったスタッフ
├ 次回対応する可能性がある人
├ 管理者・責任者
├ 関連部署(必要に応じて)
└ 全スタッフ(重要な事例)

共有の方法

方法内容
口頭朝礼での共有
文書記録の回覧・閲覧
システム顧客管理システム
掲示注意喚起の掲示
研修事例として活用

記録の管理

保管方法

保管のポイント
├ 所定の場所に保管
├ アクセス権限を設定
├ 検索しやすい整理
├ バックアップ
├ 個人情報の保護
└ 定期的な整理

保管期間

保管期間の目安
├ 通常のクレーム: 1〜3年
├ 補償を伴うもの: 3〜5年
├ 法的リスクがあるもの: 5年以上
├ 重大な案件: 永久保存
└ 自社のルールに従う

記録の活用

分析への活用

分析に使う
├ クレーム件数の推移
├ 種類別の傾向
├ 原因の分析
├ 改善効果の測定
├ 問題店舗・スタッフの特定
└ 経営判断の材料

教育への活用

教育に使う
├ 事例集として
├ ロールプレイの題材
├ 対応の良い例・悪い例
├ 「こんなクレームがある」を知る
├ 議論の材料
└ マニュアルへの反映

顧客カルテへの反映

顧客情報との連携

顧客カルテに記録
├ クレーム履歴
├ 対応内容
├ 注意点
├ 好み・嫌い
├ 次回対応時の配慮
└ 担当者への引き継ぎ

活用の注意

注意点
├ 必要な情報のみ記録
├ 偏見・差別的な記載はしない
├ 個人情報の取り扱いに注意
├ 適切なアクセス管理
└ お客様の利益のために使う

デジタル化

システム活用

システム化のメリット
├ 検索が容易
├ 集計・分析が楽
├ 共有がスムーズ
├ 保管場所の問題なし
├ 紛失リスク低減
└ 引き継ぎが容易

導入のポイント

システム導入時の注意
├ 入力しやすい設計
├ 必要な項目を網羅
├ アクセス権限の設定
├ バックアップ体制
├ セキュリティ対策
└ スタッフへの教育

まとめ

クレームの記録と報告は、組織の財産となる重要な業務です。

記録・報告のポイント

  1. 全件記録: 軽微なものも含めて
  2. 正確に: 事実をありのまま
  3. 迅速に: 記憶が鮮明なうちに
  4. 共有: 必要な人に情報を伝える
  5. 保管: 適切に管理・保存
  6. 活用: 分析・教育に使う

「記録は組織の記憶」です。

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