人材採用にかかるコストは、中小企業や店舗経営者にとって大きな負担です。求人広告の掲載費用は1回数万円〜数十万円かかることもあります。
しかし、実は無料で求人を掲載できるサービスも多数あります。この記事では、無料で求人を掲載する方法とおすすめのサイト、応募を増やすコツを解説します。
無料で求人を掲載できる方法一覧
無料で求人を掲載できる方法は、大きく分けて以下の5つがあります。
| 方法 | 概要 | 向いている業種・職種 |
|---|---|---|
| 無料求人サイト | Indeedなど無料プランがある求人サイト | 幅広い業種 |
| ハローワーク | 公共職業安定所のサービス | 地域密着、中高年採用 |
| Googleビジネスプロフィール | Googleマップ上で求人を公開 | 店舗ビジネス |
| SNS | Instagram、X、FacebookなどのSNSで募集 | 若年層、クリエイティブ職 |
| 自社ホームページ | 自社サイトに採用ページを設置 | ある程度知名度がある企業 |
それぞれの特徴を理解し、自社に合った方法を組み合わせて活用しましょう。
おすすめの無料求人サイト
無料で利用できる主要な求人サービスを紹介します。
Indeed(インディード)
Indeedは、世界最大級の求人検索エンジンです。無料で求人を掲載でき、月間訪問者数が非常に多いため、多くの求職者にリーチできます。
無料掲載の特徴
- 掲載自体は完全無料
- 求職者からの応募も無料で受けられる
- 有料オプション(スポンサー求人)で露出を増やすことも可能
掲載手順
- Indeed企業アカウントを作成
- 求人情報を入力(職種、勤務地、給与、仕事内容など)
- 審査通過後、掲載開始
ポイント
- 仕事内容は具体的に書く(「接客」だけでなく「来店されたお客様のご案内、オーダー取り、レジ対応」など)
- 給与は具体的な金額を明記する(「応相談」より「時給1,200円〜」)
- 写真を追加すると目に留まりやすい
ハローワークインターネットサービス
ハローワーク(公共職業安定所)の求人は、ハローワークインターネットサービスでオンライン公開されます。完全無料で利用でき、地域に根ざした採用に向いています。
特徴
- 完全無料(掲載・応募・採用すべて無料)
- 地域の求職者にリーチしやすい
- 中高年層の利用が多い
- 助成金の対象になる場合がある
掲載手順
- 最寄りのハローワークで事業所登録を行う
- 求人申込書を提出(窓口またはオンライン)
- 審査後、ハローワークインターネットサービスに公開
ポイント
- 掲載期間は原則2ヶ月(延長可能)
- 紹介状を持った応募者が来るため、ある程度真剣な求職者が多い
- 助成金(特定求職者雇用開発助成金など)を活用できる場合がある
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールでは、店舗情報と一緒に求人情報を掲載できます。Googleマップや検索結果から直接求人を見てもらえるため、地域密着の店舗ビジネスに適しています。
特徴
- 完全無料
- 「近くの〇〇 バイト」などの検索でヒットしやすい
- 店舗の雰囲気(写真・口コミ)と一緒に見てもらえる
掲載手順
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- 「投稿を追加」から「求人を追加」を選択
- 職種、勤務時間、給与などを入力して投稿
ポイント
- 写真を添付して店舗の雰囲気を伝える
- 口コミ評価が高いと応募につながりやすい
- 投稿は1週間程度で表示されなくなるため、定期的に再投稿する
その他の無料掲載サイト
業種や職種によっては、以下のサイトも活用できます。
engage(エンゲージ)
採用管理システム「engage」では、無料で求人ページを作成・公開できます。Indeedや求人ボックスにも自動連携されるため、露出を増やせます。
Wantedly(ウォンテッドリー)
スタートアップやベンチャー企業向けの採用プラットフォームです。企業の理念やカルチャーを重視する若年層の採用に向いています。無料プランでは機能が限定されますが、募集掲載は可能です。
ジモティー
地域密着型の掲示板サービスです。アルバイトやパートの募集を無料で掲載できます。ただし、ビジネス利用のルールがあるため、利用規約を確認してから利用しましょう。
無料掲載で応募を増やすコツ
無料で掲載しても、応募が来なければ意味がありません。応募を増やすためのコツを紹介します。
仕事内容を具体的に書く
「接客」「事務」などの抽象的な表現ではなく、1日の仕事の流れや具体的な業務内容を書きましょう。求職者が「自分にできそう」とイメージしやすくなります。
給与・勤務条件を明確にする
「応相談」「経験による」といった曖昧な表現は避け、具体的な金額を提示しましょう。「時給1,200円〜(経験者は1,400円〜)」のように幅を持たせるのはOKです。
写真や動画を活用する
職場の雰囲気やスタッフの様子が伝わる写真を掲載すると、応募のハードルが下がります。働いているイメージを持ってもらうことが大切です。
タイトルを工夫する
「飲食店スタッフ募集」より「【週2日・3時間〜OK】駅近カフェのホールスタッフ」のように、条件や魅力を盛り込んだタイトルにしましょう。
応募しやすい導線を作る
応募フォームは簡潔にし、電話応募も可能にするなど、複数の応募経路を用意しましょう。「24時間応募OK」「面接は1回のみ」など、応募しやすさをアピールするのも効果的です。
無料と有料、どちらを選ぶべきか
無料求人には限界もあります。状況に応じて、有料の求人広告を検討することも必要です。
無料求人が向いているケース
- 採用を急いでいない
- 予算に余裕がない
- まずは応募状況を見てみたい
- 地域密着で、ハローワークやGoogleビジネスプロフィールで十分リーチできる
有料求人を検討すべきケース
- 急募で早く採用したい
- 無料掲載で応募が集まらなかった
- 専門職や経験者を採用したい
- 競合が多く、露出を増やす必要がある
有料の求人広告は、掲載費用がかかりますが、露出が増え、応募が集まりやすくなります。Indeedのスポンサー求人、タウンワーク、マイナビバイトなどが選択肢になります。
まずは無料から始めて、効果を見ながら有料を検討する
という流れがおすすめです。
スタッフからの紹介も活用しよう
採用の方法は、求人サイトだけではありません。既存スタッフからの紹介(リファラル採用)も有効な手段です。
リファラル採用のメリット
- 紹介者が職場の雰囲気を伝えてくれるため、ミスマッチが少ない
- 広告費がかからない(紹介報酬を払う場合でも、求人広告より安いことが多い)
- 定着率が高い傾向がある
スタッフに「友人・知人で働きたい人がいたら紹介して」と声をかけ、紹介が成立したら報酬(食事代、ギフトカードなど)を渡す仕組みを作りましょう。
採用もまた、紹介や口コミの力を借りることで、コストを抑えながら良い人材を獲得できます。
まとめ
無料で求人を掲載できる主な方法をまとめます。
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| Indeed | 世界最大の求人検索エンジン、無料掲載可 |
| ハローワーク | 完全無料、地域密着、中高年層に強い |
| Googleビジネスプロフィール | 店舗ビジネス向け、地域検索にヒット |
| engage | 無料で求人ページ作成、Indeed等に自動連携 |
| SNS | 若年層向け、カジュアルな募集に |
応募を増やすには、仕事内容を具体的に書き、給与を明確にし、写真を活用することが大切です。
まずは無料の方法で試してみて、応募状況を見ながら有料広告を検討しましょう。また、スタッフからの紹介(リファラル採用)も有効な方法です。
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