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記事 #価格設定 #メニュー #原価計算

メニュー価格の設定|適正価格の決め方

店舗のメニュー価格設定を解説。原価計算、競合調査、価格帯の決め方、松竹梅メニュー構成など、適正価格の考え方を紹介します。

5分で読める
オクリテ編集部

価格設定の重要性

メニュー価格は、売上と利益を左右する最も重要な要素の一つです。安すぎれば利益が出ず、高すぎれば客が離れます。適正価格を見つけることが、経営の安定につながります。


価格設定の考え方

3つのアプローチ

価格設定の3つの視点
├ コストベース: 原価から逆算
├ 競合ベース: 他店との比較
└ 価値ベース: 顧客が感じる価値

アプローチ別の特徴

アプローチ考え方メリットデメリット
コスト原価×○倍利益を確保市場無視
競合他店との比較市場適正利益無視
価値顧客の感じる価値高単価可能測定困難

コストベースの価格設定

原価計算の基本

原価の構成要素
├ 材料費(仕入れ)
├ 人件費(施術時間×時給)
├ 水道光熱費
├ 消耗品費
├ 家賃(按分)
├ 設備減価償却
└ その他経費

原価率の目安

業種別原価率の目安
├ 飲食店: 30〜35%
├ 美容室: 10〜15%
├ エステ・サロン: 10〜20%
├ 整体・整骨院: 5〜15%
├ 小売店: 60〜70%
└ サービス業: 10〜30%

計算例

価格計算の例(飲食店)

【材料原価】
食材: 300円
調味料: 30円
原価合計: 330円

【目標原価率30%の場合】
330円 ÷ 30% = 1,100円

【販売価格】
1,100円(税込1,210円)

競合ベースの価格設定

競合調査の方法

競合調査の項目
├ 同じメニューの価格
├ 類似メニューの価格
├ 価格帯(安い・普通・高い)
├ セット・オプション価格
├ 値上げの動向
└ 口コミでの価格評価

競合との位置づけ

価格ポジショニング
├ 最安値を狙う
├ 競合並み
├ 競合よりやや高め
├ プレミアム価格
└ 価格以外で差別化

価値ベースの価格設定

顧客が感じる価値

価値を高める要素
├ 品質・クオリティ
├ 専門性・技術
├ 接客・サービス
├ 雰囲気・空間
├ 立地・利便性
├ ブランド・評判
├ 希少性・限定感
└ 時間・効率

価値を価格に反映

価値ベースの考え方

【質問】
「この価値に、お客様は
 いくらまで払うか?」

【考慮点】
├ ターゲット顧客の支払能力
├ 競合では得られない価値
├ 問題解決の緊急性
├ 代替手段との比較
└ リピートする価値

松竹梅メニュー構成

3つの価格帯

松竹梅の構成
├ 松(高価格): プレミアム
├ 竹(中価格): スタンダード ←売りたい
├ 梅(低価格): エントリー

構成の効果

松竹梅のメリット
├ 選択肢を提供
├ 真ん中が選ばれやすい
├ 客単価の向上
├ ニーズに合わせられる
├ アップセルしやすい
└ 比較で価値が伝わる

価格差の目安

価格差の設定例

梅: 3,000円(エントリー)
竹: 4,500円(おすすめ)
松: 6,500円(プレミアム)

※竹を真ん中より松寄りに
※松と竹の差 > 竹と梅の差

心理的価格設定

端数価格の効果

価格の見せ方
├ 980円 vs 1,000円 → 安く見える
├ 4,980円 vs 5,000円 → 安く見える
├ 1,000円 vs 980円 → 品質感
├ 5,500円 → 割り切りやすい
└ 業種・ターゲットで使い分け

高級感 vs お得感

印象価格表記
高級感5,000円、10,000円
お得感4,980円、9,800円
割り切り5,500円、3,300円

セット・オプション価格

セット価格の設計

セット価格の考え方
├ 単品合計より割安に
├ 割引率は10〜20%程度
├ よく組み合わせるものを
├ 客単価アップを狙う
├ お得感を出す
└ 説明しやすい組み合わせ

オプション価格

オプション設計
├ メイン価格より低く
├ 追加しやすい価格帯
├ +500円、+1,000円など
├ 価値が分かりやすく
└ 複数選べるように

価格表の作り方

分かりやすい価格表

価格表のポイント
├ 見やすいレイアウト
├ カテゴリ分け
├ おすすめを強調
├ セット・単品の区別
├ オプションを明記
├ 税込・税抜を明示
└ 時間・内容の記載

メニュー表の例

【カットメニュー】
・カット         ¥4,400
・カット+シャンプー ¥5,500 ←おすすめ
・学生カット      ¥3,300

【カラーメニュー】
・ワンカラー      ¥6,600〜
・ハイライト      ¥8,800〜

【オプション】
・トリートメント   +¥1,100
・ヘッドスパ      +¥2,200

※価格は税込です

価格の見直し

定期的な見直し

価格見直しのタイミング
├ 年に1回の定期見直し
├ コスト上昇時
├ 競合の価格変更時
├ 売れ行きが悪い時
├ 利益率が下がった時
└ 新メニュー追加時

見直しの視点

見直しのポイント
├ 原価率は適正か
├ 利益は確保できているか
├ 競合と比べてどうか
├ お客様の反応はどうか
├ 売れ筋・不振の把握
└ 全体のバランス

価格設定の注意点

よくある失敗

価格設定の失敗
├ 安くしすぎて利益が出ない
├ 競合に合わせすぎ
├ 一度決めたら変えない
├ コストを把握していない
├ 価値を伝えていない
└ ターゲットが不明確

まとめ

メニュー価格は、コスト・競合・価値の3つの視点から決めましょう。

価格設定のポイント

  1. 原価把握: コストを正確に計算
  2. 競合調査: 市場の相場を知る
  3. 価値訴求: 価格以上の価値を伝える
  4. 松竹梅: 3つの価格帯で選択肢を
  5. セット: 客単価アップの工夫
  6. 見直し: 定期的にチェック

「安さ」ではなく「価値」で選ばれる価格設定を。

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