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リピート率の計算方法と業種別平均値|美容室・飲食店・サロンの目安

リピート率の計算方法を3パターン解説。美容室・飲食店・ネイルサロン・整体など業種別の平均値と目標値、リピート率が低い場合の改善施策も紹介します。

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オクリテ編集部
リピート率の計算方法と業種別平均値|美容室・飲食店・サロンの目安

「うちのリピート率ってどのくらいだろう?」 「そもそもリピート率ってどう計算するの?」 「業界平均と比べて良いのか悪いのか知りたい」

リピート率は店舗経営の健全性を測る重要な指標ですが、計算方法や目標値がわからないという声も多いです。この記事では、リピート率の計算方法を3パターン解説し、業種別の平均値と改善施策を紹介します。

リピート率とは?なぜ重要なのか

まず、リピート率の基本的な意味と、経営における重要性を理解しましょう。

リピート率の定義

リピート率とは、一定期間内に再来店したお客様の割合を示す指標です。

計算の考え方はシンプルで、「来店したお客様のうち、どのくらいの人がまた来てくれたか」を数値化したものです。

リピート率とリピーター率の違い

似た言葉に「リピーター率」がありますが、意味が異なります。

指標意味計算式
リピート率新規客がリピートした割合リピートした新規客 ÷ 新規客数 × 100
リピーター率全来店客に占めるリピーターの割合リピーター来店数 ÷ 総来店数 × 100

例: 月間100人が来店、うち新規30人、リピーター70人の場合

  • リピート率(前月新規からの再来店): 別途計算が必要
  • リピーター率: 70 ÷ 100 × 100 = 70%

この記事では主に「リピート率」(新規客の再来店率)を扱います。

新規獲得コストの5倍の法則(1:5の法則)

マーケティングの世界では「1:5の法則」と呼ばれる考え方があります。

新規客を獲得するコストは、既存客を維持するコストの5倍かかる

集客方法1人あたりコスト目安
ポータルサイト経由の新規客3,000〜10,000円
広告経由の新規客1,000〜5,000円
既存客へのリマインド100〜500円

この法則が示すのは、リピート率を高めることが経営効率化に直結するということです。

新規客を追い続けるよりも、一度来店したお客様にリピートしてもらう方が、はるかにコストパフォーマンスが良いのです。

リピート率の計算方法【3パターン】

リピート率の計算方法にはいくつかのパターンがあります。目的に応じて使い分けましょう。

①シンプル計算: 基本のリピート率

最も基本的な計算方法です。

計算式

リピート率(%) = リピートした新規客数 ÷ 新規客数 × 100

計算例

  • 1月の新規客: 50人
  • そのうち2月までに再来店した人: 20人
  • リピート率: 20 ÷ 50 × 100 = 40%

注意点

  • 「いつまでの再来店をカウントするか」を決める必要がある
  • 業種によって適切な期間が異なる(後述)

②期間指定計算: 月次で追跡

特定の月の新規客が、翌月や翌々月にどのくらいリピートしたかを追跡する方法です。

計算式

月次リピート率(%) = 当月のリピート来店客数 ÷ 前月の新規客数 × 100

計算例

新規客数翌月リピートリピート率
1月50人15人30%
2月45人18人40%
3月60人21人35%

この方法のメリットは、月ごとのトレンドを把握できることです。施策の効果検証にも使えます。

③コホート分析: 詳細な追跡

より詳細にリピート状況を把握したい場合は、「コホート分析」という手法を使います。

コホート分析とは

同じ時期に来店した顧客グループ(コホート)を追跡し、時間経過とともにどのくらいリピートしているかを可視化する分析手法です。

コホート分析の例

新規来店月1ヶ月後2ヶ月後3ヶ月後6ヶ月後
1月(50人)30%24%20%18%
2月(45人)35%28%22%-
3月(60人)32%25%--

この表から以下のことがわかります。

  • 新規客のうち30〜35%が翌月に再来店
  • 時間経過とともに少しずつリピート率は下がる
  • 6ヶ月後に残っているのは約18%

コホート分析のメリット

  • 顧客の離脱タイミングがわかる
  • 施策前後での変化が明確に見える
  • 長期的なLTV(顧客生涯価値)の予測に使える

期間設定の目安(業種別)

リピート率を計算する際の「期間」は、業種の特性に合わせて設定しましょう。

業種平均来店間隔リピート率計算期間
美容室1.5〜2ヶ月3ヶ月以内
ネイルサロン3〜4週間2ヶ月以内
飲食店不定期3ヶ月以内
整体・マッサージ2週間〜1ヶ月2ヶ月以内
エステサロン1〜2ヶ月3ヶ月以内
パーソナルジム週1〜2回1ヶ月以内

来店間隔が短い業種ほど、リピート率の計算期間も短く設定します。

業種別リピート率の平均・目安

自店のリピート率が「良いのか悪いのか」を判断するために、業種別の平均値と目標値を紹介します。

美容室のリピート率

指標数値
業界平均60〜70%
優良店の目安80%以上
要改善ライン50%未満

美容室の特徴

  • 定期的なヘアカットが必要なため、リピートしやすい業種
  • 担当スタイリストとの関係性がリピートに大きく影響
  • 新規客の定着率(初回→2回目)が重要な指標

飲食店のリピート率

指標数値
業界平均30〜40%
優良店の目安50%以上
要改善ライン20%未満

飲食店の特徴

  • 来店頻度にばらつきが大きい
  • 「常連客」の定義が曖昧になりやすい
  • 立地やジャンルによって大きく異なる

ネイルサロン・エステのリピート率

指標数値
業界平均50〜60%
優良店の目安70%以上
要改善ライン40%未満

ネイル・エステの特徴

  • 定期的なメンテナンスが必要な業種
  • 施術者との相性がリピートに影響
  • コースや回数券の販売がリピート率に寄与

整体・整骨院のリピート率

指標数値
業界平均40〜50%
優良店の目安60%以上
要改善ライン30%未満

整体・整骨院の特徴

  • 症状改善が目的のため、改善すると来なくなるケースも
  • 継続来院の必要性を伝えるカウンセリングが重要
  • 回数券やメンテナンスプランの提案が有効

パーソナルジムのリピート率

指標数値
業界平均70〜80%
優良店の目安85%以上
要改善ライン60%未満

パーソナルジムの特徴

  • 月額制・回数券制が基本のためリピート率は高め
  • 初回体験からの入会率(コンバージョン率)も重要
  • トレーナーとの相性が継続に大きく影響

リピート率が低い場合の改善施策

リピート率が業界平均を下回っている場合、以下の施策を検討しましょう。

接客・サービス品質の見直し

リピートの根本は「また来たい」と思ってもらうこと。まずはサービス品質を確認しましょう。

チェックポイント

  • 初回体験のクオリティは十分か
  • お客様の期待値と実際のサービスにギャップはないか
  • スタッフの接客態度に問題はないか
  • 競合と比較して価格に見合う価値を提供できているか

次回予約の提案を徹底

最も効果的な施策は、会計時に次回予約を提案することです。

  • 全お客様に次回予約を提案するルールを作る
  • 「◯週間後がおすすめです」と具体的に提案
  • 予約特典(次回10%OFFなど)を用意

次回予約率とリピート率には強い相関があります。

来店後のフォローを強化

来店後にお客様との接点を持ち続けることで、「忘れられる」ことを防ぎます。

フォロー施策

  • サンキューレター(お礼状)の送付
  • LINE公式アカウントでのリマインド配信
  • 誕生日クーポンの送付
  • 季節の変わり目に「そろそろいかがですか?」の連絡

リピーターを増やす具体的な施策は「リピーターの増やし方|常連客を作る7つの施策」で詳しく解説しています。

離反リスクのあるお客様を早期発見

顧客管理システムを使えば、「来店間隔が空いてきたお客様」を自動で検出できます。

アラート設定の例

  • 平均来店間隔の1.5倍を超えたら要注意
  • 3ヶ月来店がなければ「休眠予備軍」としてリスト化
  • 6ヶ月来店がなければ「休眠客」としてアプローチ

早めに気づいて対策を打てば、離脱を防げる可能性があります。

常連客の離反防止については「常連客が来なくなった理由と対策」で詳しく解説しています。

リピート率を自動で計測する方法

リピート率を手作業で計算するのは手間がかかります。以下の方法で自動化を検討しましょう。

POSレジ・会計システム連携

多くのPOSレジには顧客管理機能が搭載されており、リピート率を自動計算してくれます。

主なPOSレジサービス

サービス月額料金顧客管理機能
Square無料〜
Airレジ無料
スマレジ無料〜○(有料プラン推奨)
ユビレジ月額6,900円〜

顧客管理アプリ・CRMの導入

より詳細な顧客分析をしたい場合は、専用の顧客管理アプリ(CRM)の導入を検討しましょう。

顧客管理アプリでできること

  • 来店履歴の自動記録
  • リピート率の自動計算
  • 来店間隔の分析
  • 休眠客の自動抽出
  • セグメント別のメール・LINE配信

LINE公式アカウントの活用

LINE公式アカウントの「ショップカード」機能を使えば、簡易的なリピート計測ができます。

LINE公式でできること

  • スタンプカード機能でリピート来店を記録
  • 友だち登録数の推移を確認
  • 配信後の来店(クーポン利用)を追跡

紹介・送客管理サービスの活用

紹介集客とリピート管理を連動させたい場合は、送客管理サービスの活用も選択肢の一つです。

オクリテのようなサービスでは、以下のことが可能です。

  • 紹介経由の来店を自動トラッキング
  • 紹介客のリピート状況を可視化
  • 紹介→リピート→再紹介のサイクルを分析

リピート率の改善と紹介集客は相性が良いため、セットで取り組むことで相乗効果が期待できます。

まとめ

リピート率は店舗経営の健全性を示す重要な指標です。定期的に計測し、改善に取り組みましょう。

リピート率の計算方法3パターン

  1. シンプル計算: リピート新規客 ÷ 新規客数 × 100
  2. 期間指定計算: 月次で追跡して傾向を把握
  3. コホート分析: 詳細な追跡で離脱タイミングを可視化

業種別リピート率の目安

業種平均目標
美容室60〜70%80%以上
飲食店30〜40%50%以上
ネイル・エステ50〜60%70%以上
整体・整骨院40〜50%60%以上
パーソナルジム70〜80%85%以上

リピート率が低い場合は、サービス品質の見直し、次回予約の提案徹底、来店後フォローの強化から始めましょう。

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