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記事 #経営 #閉店 #廃業

閉店・廃業の手続きガイド|トラブルなく終える方法

閉店・廃業の手続きを解説。閉店の判断基準、必要な届出、従業員・取引先への対応、トラブル防止のポイントを紹介します。

5分で読める
オクリテ編集部

店舗経営を続けられなくなった時、適切な閉店・廃業の手続きを踏むことが重要です。手続きを怠ると、後々トラブルになることも。

この記事では、閉店・廃業の手続きについて、判断基準、必要な届出、各関係者への対応を解説します。

閉店・廃業の判断

閉店を検討する状況

閉店を検討する主な状況:

状況内容
売上低迷回復の見込みがない
赤字継続赤字が続いている
資金繰り困難運転資金が回らない
健康問題経営者の病気、体力
後継者不在引き継ぐ人がいない
家庭の事情介護、家族の問題
契約終了賃貸契約の終了

「続けられない」理由はさまざまです。

閉店の判断基準

閉店を決断する目安:

基準内容
赤字期間1年以上赤字が続く
資金3ヶ月分の運転資金がない
改善見込み改善策を尽くしても回復しない
意欲続ける意欲がなくなった
負債負債が膨らんでいる

「傷が浅いうちに」決断することも大切です。

閉店と事業承継

閉店前に検討すべきこと:

選択肢内容
事業承継従業員、第三者に引き継ぐ
M&A売却する
移転場所を変えて継続
業態変更業態を変えて継続

閉店しか選択肢がないか、再検討しましょう。

閉店のスケジュール

閉店までの流れ

閉店の一般的なスケジュール:

時期作業
3ヶ月前閉店決定、計画策定
2ヶ月前各関係者への通知
1ヶ月前閉店告知、在庫処分
閉店営業終了
閉店後原状回復、届出、清算

余裕をもったスケジュールで進めましょう。

閉店準備のチェックリスト

閉店準備のチェックリスト:

項目内容
関係者(従業員、取引先、貸主)への通知
賃貸契約の解約手続き
従業員の解雇手続き
取引先への支払い
在庫、設備の処分
原状回復工事
各種届出(税務署、保健所等)
借入金の返済・整理
会計処理、確定申告

漏れなく進めましょう。

各関係者への対応

従業員への対応

従業員への対応:

項目内容
通知時期閉店の1〜2ヶ月前
解雇予告30日前に予告(または解雇予告手当)
給与最終日まで支払い
退職金規定があれば支払い
離職票失業給付のために発行
感謝今までの感謝を伝える

従業員には早めに伝え、転職活動の時間を確保しましょう。

取引先への対応

取引先への対応:

項目内容
通知時期閉店の1〜2ヶ月前
支払い未払いは必ず支払う
在庫返品返品可能か確認
感謝今までのお礼を伝える

取引先との関係を円満に終わらせましょう。

貸主への対応

貸主(大家)への対応:

項目内容
解約予告契約書の予告期間(3〜6ヶ月前)
原状回復原状回復の範囲確認
保証金返還時期、金額の確認
立会い退去時の立会い

賃貸契約書を確認し、予告期間を守りましょう。

顧客への告知

顧客への閉店告知:

方法内容
店頭ポスター、チラシで告知
SNS閉店のお知らせ
LINE登録者に配信
ホームページ閉店情報を掲載

感謝の気持ちを込めて告知しましょう。

必要な届出

税務関係の届出

税務署への届出:

届出期限
個人事業の廃業届廃業から1ヶ月以内
青色申告の取りやめ届翌年3月15日まで
給与支払事務所廃止届廃止から1ヶ月以内
消費税関係届出状況に応じて

期限を守って届出しましょう。

許認可の届出

許認可関係の届出:

届出届出先
飲食店営業許可廃止届保健所
深夜酒類提供届出廃止届警察署
美容所閉鎖届保健所

業種に応じた届出が必要です。

社会保険関係

社会保険関係の届出:

届出届出先
労働保険確定保険料申告労働基準監督署
雇用保険事業廃止届ハローワーク
社会保険資格喪失届年金事務所

従業員がいた場合は、各種届出が必要です。

法人の場合

法人を解散する場合:

手続き内容
解散決議株主総会で決議
解散登記法務局に登記
清算人選任清算手続きを行う人
清算資産・負債の整理
清算結了登記清算完了の登記

法人は解散・清算の手続きが必要です。

原状回復と設備処分

原状回復

原状回復工事:

項目内容
範囲契約書で確認
費用見積もりを取る
業者指定業者か自由か
時期契約終了日まで

「どこまで戻すか」を事前に確認しましょう。

設備・在庫の処分

設備・在庫の処分方法:

方法内容
売却中古業者に売却
譲渡知人、同業者に譲る
処分廃棄処分
居抜き次の借主に売却

居抜きで次の借主に売却できれば、処分費用を抑えられます。

借入金・債務の整理

借入金の整理

借入金がある場合:

状況対応
返済可能計画的に返済
返済困難金融機関に相談
返済不能専門家(弁護士)に相談

返済が困難な場合は、早めに相談しましょう。

債務整理の方法

債務整理の主な方法:

方法内容
任意整理債権者と交渉して返済条件変更
民事再生裁判所を通じた再建
破産裁判所を通じた清算

専門家(弁護士)に相談して、適切な方法を選びましょう。

閉店後の対応

確定申告

閉店後の確定申告:

項目内容
期間1月1日〜廃業日
期限翌年3月15日
内容最終の事業所得を申告

廃業した年も確定申告が必要です。

再起を考える

再起に向けて:

選択肢内容
再開業経験を活かして再挑戦
就職一度就職して経験を積む
異業種別の業種で挑戦
休息しばらく休む

一度の失敗で終わりではありません。

まとめ

閉店・廃業は、適切な手続きを踏むことで、トラブルなく終えることができます。

成功のポイントを振り返りましょう。

  • 閉店前にM&A、承継も検討
  • 余裕をもったスケジュールで
  • 従業員、取引先、貸主に早めに通知
  • 必要な届出を漏れなく
  • 借入金は早めに相談
  • 再起の可能性を忘れずに

「きれいに終わる」ことで、次の一歩を踏み出せます。

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