店舗間送客で新規顧客を獲得 無料で始める →

記事 #美容室経営 #空調 #換気

美容室の空調設計|快適な温度と換気

美容室の空調設計のポイントを解説。エアコンの選び方、換気計画、薬剤の匂い対策など快適な空間づくりを紹介します。

5分で読める
オクリテ編集部

「夏は暑くて、冬は寒い」「カラー剤の匂いがこもる」そんな悩みはありませんか。空調は、お客様とスタッフの快適性、そして健康にも影響する重要な要素です。

結論から言えば、美容室の空調設計は「適切な温度管理」「十分な換気」「薬剤の匂い対策」の3つが重要です。この記事では、快適な空間をつくる空調設計のポイントを解説します。

空調の重要性

空調が与える影響

空調は、以下のことに影響します。

影響内容
お客様の快適性暑い・寒いは不満の原因
スタッフの健康長時間働く環境
施術品質適温でないと薬剤の反応に影響
衛生換気不足は感染症リスク
評判「暑い・臭い」は口コミに影響

よくある問題

問題原因
席によって温度差がある空調の配置、風向き
シャンプー中に寒い濡れた状態で風が当たる
カラー剤の匂いがこもる換気不足
ドライヤーの風で暑い排熱が逃げない
電気代が高いエアコンの効率が悪い

温度管理

適切な温度

季節推奨室温
25〜27℃
22〜24℃

ただし、お客様とスタッフでは体感が異なります。

状況体感
お客様(座っている)やや寒く感じやすい
スタッフ(動いている)暑く感じやすい
シャンプー中のお客様濡れて冷える

温度ムラをなくす

対策内容
風向き調整直接お客様に当たらないように
サーキュレーター空気を循環させる
席の配置吹出口の真下を避ける
ゾーン空調エリアごとに温度調整

シャンプースペースの工夫

シャンプー中のお客様は、首元が濡れて冷えやすいです。

対策内容
風向きシャンプー台に風が当たらない
ブランケット体を覆う
床暖房足元から温める
スポット暖房必要な場所だけ温める

エアコンの選び方

業務用 vs 家庭用

項目業務用家庭用
冷暖房能力高い低い
耐久性高い(長時間稼働に対応)低い
価格高い安い
電気代効率が良いやや効率低い
工事専門工事が必要比較的簡単

美容室には、業務用エアコンがおすすめです。

必要な能力の目安

坪数必要な冷房能力
10坪4〜5馬力
15坪6〜8馬力
20坪8〜10馬力
30坪10〜15馬力

ただし、以下の要因で必要能力が変わります。

要因影響
天井高高いほど能力が必要
窓の大きさ大きいほど外気の影響
人数多いほど発熱
機器ドライヤー等の発熱
日当たり西日は特に暑い

エアコンの種類

種類特徴
天井カセット型目立たない、均一に冷暖房
天井吊り下げ型設置しやすい
壁掛け型小規模向け、風向きが限定
ダクト型見えない、大規模向け

美容室では、天井カセット型が一般的です。

換気計画

換気の重要性

美容室では、以下の理由で換気が重要です。

理由内容
薬剤の匂いカラー剤、パーマ剤
健康被害揮発性物質の吸入
感染症予防空気中のウイルス
湿気対策シャンプーによる湿気
快適性新鮮な空気

換気の基準

建築基準法では、以下の換気量が求められています。

基準内容
換気回数1時間に2〜3回以上
換気量1人あたり20〜30㎥/h

換気の方法

方法特徴
自然換気窓を開ける、コスト低
機械換気換気扇、安定した換気
全熱交換冷暖房のロスを抑えて換気

機械換気の種類:

種類特徴
第1種換気給気・排気とも機械
第2種換気給気が機械、排気は自然
第3種換気排気が機械、給気は自然

美容室では、排気を機械で行う第3種換気が一般的です。

換気扇の配置

場所換気の目的
調剤スペース薬剤の匂い排出
シャンプースペース湿気排出
トイレ臭気排出
バックルーム薬剤保管エリアの換気

薬剤の匂い対策

匂いの原因

薬剤匂いの成分
カラー剤アンモニア
パーマ剤チオグリコール酸等
ストレート剤同上
縮毛矯正剤同上

対策方法

対策内容
換気強化換気扇の増設、能力アップ
局所排気調剤スペースに専用換気
空気清浄機消臭機能付き
脱臭機業務用脱臭機
植物観葉植物(補助的)

空気清浄機の選び方

ポイント確認すること
対応面積サロンの広さに合っているか
脱臭能力薬剤の匂いに効果があるか
フィルター交換頻度、コスト
騒音静音モードの有無

湿度管理

適切な湿度

季節推奨湿度
50〜60%
40〜50%

湿度の影響

湿度影響
高すぎるカビ、不快感、薬剤の反応
低すぎる肌の乾燥、静電気、髪のダメージ

湿度調整の方法

方法用途
除湿機夏場の湿度対策
加湿器冬場の乾燥対策
エアコンの除湿機能簡易的な除湿
全熱交換換気湿度を逃さず換気

省エネ対策

電気代を抑える方法

対策内容
適切な温度設定過度な冷暖房を避ける
フィルター清掃月1回は清掃
定期メンテナンス効率を維持
断熱対策窓に断熱フィルム
LED照明発熱を抑える

メンテナンス

メンテナンス頻度
フィルター清掃月1回
専門業者による点検年1〜2回
冷媒ガス補充必要に応じて
換気扇の清掃月1回〜

費用目安

エアコン設置費用

項目費用目安
業務用エアコン本体(4馬力)30〜50万円
設置工事費10〜30万円
電気工事費5〜20万円

ランニングコスト

項目費用目安
電気代(月)2〜5万円
メンテナンス(年)1〜3万円
フィルター交換(年)5,000〜1万円

まとめ

美容室の空調設計のポイントは以下の3つです。

  1. 適切な温度管理: お客様とスタッフの体感を考慮
  2. 十分な換気: 薬剤の匂い対策、感染症予防
  3. 省エネ: メンテナンスで効率維持

空調は、見えにくいところですが、お客様の快適性に大きく影響します。開業時・改装時にしっかり計画しましょう。

関連記事

FREE 送客効果測定ツール
オクリテ オクリテ - 店舗間の送客効果をQRコードで測定
異業種コラボ

異業種コラボで相互集客

近隣の異業種店舗と協力して、広告費をかけずに新規集客

飲食店美容室整体院ネイルサロン など
無料で試す

クレジットカード不要・1分で登録

この記事をシェア

オクリテ編集部

オクリテ編集部は、店舗の集客・リピート施策に関する実践的な情報を発信しています。

関連記事

3分で読める

美容室の損益分岐点計算|必要な売上と客数

美容室の損益分岐点の計算方法を解説。固定費・変動費の把握から必要売上・客数の算出まで、経営に必要な数字の考え方を紹介します。

#美容室経営 #損益分岐点 #経営数字