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記事 #美容室経営 #設備 #水回り

美容室の給排水設備|シャンプー台と水回り

美容室の給排水設備のポイントを解説。シャンプー台の設置、給湯器選び、排水トラブル対策など水回りの基礎知識を紹介します。

5分で読める
オクリテ編集部

「シャンプー台の設置場所が決まらない」「お湯が出にくい」「排水口が詰まる」そんな水回りの悩みは、美容室運営では避けて通れません。給排水設備は、施術の質と効率に直結する重要な要素です。

結論から言えば、美容室の水回り設計は「シャンプー台の配置」「給湯能力の確保」「排水対策」の3つが重要です。この記事では、水回り設備のポイントを解説します。

給排水設備の基本

美容室の水回り

美容室で水を使う場所は以下の通りです。

場所用途
シャンプー台シャンプー、カラーの洗い流し
調剤スペースカラー剤の調合、器具洗浄
トイレお客様、スタッフ用
洗濯機タオル等の洗濯
手洗い手洗い、清掃

物件選びの注意点

水回りは、物件選びの段階で確認が必要です。

確認項目内容
給排水の位置シャンプー台を置きたい場所に引けるか
水圧十分な水圧があるか
給湯器既存のものを使えるか、新設が必要か
排水能力排水管の太さ、傾斜
防水床の防水処理

居抜き物件なら、既存の給排水を活用できることが多いです。

シャンプー台の設置

設置位置の決め方

考慮点内容
給排水との距離近いほど工事費が安い
動線セット面からの移動距離
プライバシー他のお客様から見えにくい
スペース十分な広さ

給水・排水の引き込み

方式特徴
床下配管見た目スッキリ、工事費高め
壁配管工事費抑えめ、壁沿いに設置
露出配管工事費最安、見た目△

床下配管がおすすめですが、物件の構造によっては難しい場合もあります。

設置に必要な工事

工事内容
給水管工事水道管からシャンプー台への配管
給湯管工事給湯器からシャンプー台への配管
排水管工事シャンプー台から排水管への配管
電気工事電動シャンプー台の場合
防水工事床の防水処理

設置費用の目安

項目費用目安
シャンプー台本体20〜50万円
給排水工事10〜30万円/台
防水工事5〜15万円
電気工事3〜10万円

既存の給排水を活用できれば、工事費は抑えられます。

給湯設備

給湯器の種類

種類特徴美容室での適性
ガス給湯器瞬間式、パワフル○ 主流
電気温水器貯湯式、タンク必要△ 容量に注意
エコキュート省エネ、貯湯式△ 容量に注意
瞬間湯沸かし器小型、キッチン向け× 能力不足

美容室では、ガス給湯器が一般的です。

必要な給湯能力

シャンプー台数必要号数(目安)
1台16〜20号
2台20〜24号
3台以上24号以上 or 複数台

号数とは: 1分間に水温+25℃のお湯を出せる量(リットル)

例: 16号 = 1分間に16リットルのお湯(水温+25℃)

お湯が出にくい原因と対策

原因対策
給湯器の能力不足号数アップ、複数台設置
配管が細い配管の太さを確認
配管が長い給湯器の近くにシャンプー台
水圧不足加圧ポンプの設置

複数のシャンプー台で同時にお湯を使うと、温度が下がったり水量が減ることがあります。

排水設備

排水の流れ

シャンプー台 → 排水トラップ → 排水管 → 下水

排水トラブルの原因

原因症状
髪の毛の詰まり流れが悪い、逆流
カラー剤の堆積排水管の狭窄
異物の混入詰まり
排水管の勾配不足流れが悪い
排水トラップの詰まり悪臭、流れが悪い

詰まり対策

対策内容
ヘアキャッチャー排水口に設置、髪の毛をキャッチ
こまめな清掃毎日髪の毛を取り除く
定期的な排水管洗浄月1回程度
専門業者による清掃年1〜2回

排水管の清掃方法

方法頻度
ヘアキャッチャーの髪の毛除去毎日
排水トラップの清掃週1回
パイプクリーナー月1回
高圧洗浄(業者)年1〜2回

排水管の太さ

管径適用
40mm手洗い等
50mmシャンプー台(1台)
75mmシャンプー台(複数台)
100mm本管への接続

シャンプー台の排水管は、太めにしておくと詰まりにくくなります。

調剤スペースの水回り

必要な設備

設備用途
シンクカラー剤の調合、器具洗浄
水栓給水・給湯
排水カラー剤の流し

注意点

ポイント内容
シンクの深さカラーボウルが洗いやすい深さ
排水の色付きカラー剤で排水管が着色
換気薬剤の匂い対策

防水対策

防水が必要な場所

場所理由
シャンプースペース水はねが多い
調剤スペース水を使う
トイレ水周り

防水の方法

方法特徴
防水シート貼るだけ、比較的安価
ウレタン防水塗布、継ぎ目なし
FRP防水高耐久、高価

床材の選び方

床材特徴
長尺シート防水性○、継ぎ目なし
タイル耐久性○、目地に注意
フローリング調シートデザイン性、防水性○

シャンプースペースは、滑りにくく、水に強い床材を選びましょう。

メンテナンスと管理

日常のチェック

項目確認すること
水量十分な水量が出るか
温度適切な温度のお湯が出るか
排水流れに問題ないか
漏水水漏れがないか

定期メンテナンス

項目頻度
排水口の清掃毎日
排水トラップの清掃週1回
給湯器の点検年1回
排水管の高圧洗浄年1〜2回

トラブル時の対応

トラブル対応
水が出ない元栓確認、水道局への連絡
お湯が出ない給湯器の確認、業者連絡
排水が流れない詰まり除去、業者連絡
水漏れ元栓を閉める、業者連絡

緊急時に連絡できる業者を確保しておきましょう。

費用目安

初期費用

項目費用目安
給排水工事(1台目)20〜40万円
給排水工事(2台目以降)10〜20万円/台
給湯器設置15〜30万円
防水工事5〜15万円

ランニングコスト

項目費用目安
水道代(月)1〜3万円
ガス代(月)1〜3万円
メンテナンス(年)2〜5万円

まとめ

美容室の給排水設備のポイントは以下の3つです。

  1. シャンプー台の配置: 給排水の引き込み、動線を考慮
  2. 給湯能力の確保: シャンプー台の台数に合った号数
  3. 排水対策: ヘアキャッチャー、定期清掃で詰まり予防

水回りのトラブルは営業に大きく影響します。開業前の設計と、日常のメンテナンスをしっかり行いましょう。

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