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記事 #飲食店開業 #焼肉店 #店舗経営

焼肉店の開業・経営ガイド|仕入れと原価管理のポイント

焼肉店の開業方法を解説。初期費用、肉の仕入れ、ダクト設備、価格設定から集客まで、焼肉店経営で成功するためのポイントを紹介します。

5分で読める
オクリテ編集部

焼肉店は、客単価が高く、アルバイトでもオペレーションしやすい業態として人気があります。一方で、設備投資が大きく、肉の仕入れ力が収益を左右する業態でもあります。

この記事では、焼肉店の開業について、設備、仕入れ、経営のポイントまで解説します。

焼肉店の業態と特徴

業態の種類

焼肉店にはいくつかの業態があります。

業態の比較:

業態客単価特徴ターゲット
高級焼肉店10,000〜20,000円A5ランク、個室、接待向け富裕層、ビジネス
大衆焼肉店3,000〜5,000円気軽、ファミリー一般家庭、グループ
一人焼肉店1,500〜3,000円カウンター、回転重視一人客、ランチ
食べ放題店2,500〜4,500円定額、ボリューム重視若者、ファミリー
ホルモン焼き2,500〜4,000円内臓肉中心、安価若者、サラリーマン

開業する業態によって、必要な設備と仕入れルートが変わります。

焼肉店のビジネスモデル

焼肉店の収益構造:

項目特徴
客単価飲食店の中では高め
原価率肉の品質による(30〜45%)
回転率滞在時間が長め(1.5〜2時間)
人件費お客様が焼くため低め
設備費ダクト、ロースターで高額

「お客様自身が調理する」ため、キッチンの人員を抑えられるのがメリットです。

開業資金

初期費用の目安

焼肉店は、排煙設備に大きな投資が必要です。

開業資金の目安(20坪の場合):

項目費用目安
物件取得費200〜400万円
内装工事費500〜1,000万円
ダクト・排煙設備300〜600万円
ロースター150〜300万円
厨房設備150〜300万円
備品・什器50〜100万円
運転資金300〜500万円
合計1,650〜3,200万円

排煙設備は、物件によって大きく費用が変わります。ダクト工事しやすい物件を選ぶことが重要です。

ロースターの種類

焼肉のロースターには、いくつかの種類があります。

ロースターの比較:

種類特徴費用(1台)
ガスロースター火力が強い、本格的5〜15万円
電気ロースター煙が少ない、安全10〜20万円
炭火ロースター香ばしい、高級感5〜10万円
無煙ロースター排煙効率が高い15〜30万円

20席の店舗なら、10台程度のロースターが必要です。

肉の仕入れ

仕入れルート

焼肉店の命は、肉の品質と価格です。

仕入れルートの選択肢:

ルートメリットデメリット
食肉卸業者安定供給、価格交渉可能目利きが必要
食肉市場品質を選べる、鮮度買い付けの手間
産地直送ブランド牛、ストーリー性安定供給の課題
業務用ネット通販手軽、比較しやすい品質確認が難しい

複数の仕入れ先を確保し、品質と価格のバランスを取りましょう。

部位と原価

肉の部位によって、原価と人気が異なります。

部位別の特徴:

部位原価目安(100g)特徴
カルビ300〜600円定番、人気No.1
ロース400〜800円赤身、脂のバランス
ハラミ350〜700円人気上昇中
タン500〜1,000円高単価、利益率高
ホルモン150〜300円低原価、利益率高
和牛(A5)1,000〜2,000円高級店向け

低原価のホルモンと高単価のタンを組み合わせることで、全体の利益率を上げられます。

原価管理

焼肉店の原価率は、30〜40%が目安です。

原価管理のポイント:

  • 部位ごとの原価を把握
  • 歩留まり(使える部分の割合)を計算
  • ロスを最小化(端材の活用)
  • 仕入れ価格の定期的な見直し

特に、肉の市場価格は変動しやすいため、仕入れ先との関係づくりが重要です。

設備と店舗設計

排煙設備の重要性

焼肉店で最も重要な設備は、排煙設備です。

排煙設備のポイント:

  • 各テーブルからの排煙ダクト
  • 十分な換気能力
  • 近隣への臭気対策
  • 定期的なメンテナンス

排煙が不十分だと、店内が煙だらけになり、お客様の満足度が下がります。

物件選びの注意点

焼肉店の物件選びでは、排煙設備が設置できるかが最重要です。

物件選びのポイント:

  • 排煙ダクトが設置可能か
  • 天井の高さは十分か
  • 防火基準を満たせるか
  • 近隣への配慮(住宅街は避ける)

居抜き物件で、前が焼肉店だった場合は、設備を流用できる可能性があります。

価格設定

メニュー構成

焼肉店のメニューは、肉+サイドメニュー+ドリンクで構成します。

メニュー構成の例:

カテゴリメニュー例利益率
定番肉カルビ、ロース、ハラミ
高級肉和牛、特選タン
ホルモンミノ、ハツ、レバー
サイドメニューサラダ、キムチ、ナムル
ドリンクビール、ハイボール
冷麺、クッパ、ビビンバ中〜高

サイドメニューとドリンクは利益率が高いため、注文を促す工夫が必要です。

セット・コースの設計

セットやコースで客単価を上げましょう。

セット例:

  • おまかせ盛り合わせ: 複数部位を少量ずつ
  • 二人前セット: カップル・友人向け
  • 宴会コース: 飲み放題付き

セットは原価をコントロールしやすく、お客様にとってもわかりやすいメリットがあります。

オペレーション

ホール業務

焼肉店のホール業務の特徴:

業務ポイント
案内・オーダー席への案内、注文受付
提供肉の説明、焼き方のアドバイス
ロースター管理網の交換、火力調整
ドリンク提供追加注文の促進
会計・片付けスムーズなバッシング

「焼き方のアドバイス」ができると、お客様の満足度が上がります。

キッチン業務

キッチンは、肉のカット・盛り付けが中心です。

キッチン業務のポイント:

  • 仕込み(カット、下味)
  • オーダーに合わせた盛り付け
  • サイドメニューの調理
  • 〆の料理提供

お客様が焼くため、調理自体はシンプルですが、カットの技術は重要です。

集客

焼肉店の集客特性

焼肉は「イベント性」のある外食です。

焼肉店の集客特性:

  • 週末・給料日後に需要が集中
  • グループ利用が多い
  • 記念日、打ち上げなどのハレの日需要
  • 夏場(ビアガーデン需要)に強い

効果的な集客施策

施策内容
Googleビジネスプロフィール写真、口コミ、予約導線
Instagram肉の写真、シズル感
グルメサイトホットペッパー、食べログ
LINE公式アカウントクーポン配信、再来店促進
宴会プラン幹事向けの特典

「肉の写真」はSNS映えしやすく、拡散効果が期待できます。

まとめ

焼肉店は、設備投資は大きいものの、高単価で利益が出しやすい業態です。

成功のポイントを振り返りましょう。

  • 排煙設備は焼肉店の命
  • 開業資金は1,500〜3,000万円が目安
  • 肉の仕入れルートを確保する
  • 部位ごとの原価を把握し、利益率を管理
  • サイドメニュー・ドリンクで利益を確保
  • 週末・イベント需要を取り込む

物件選びの段階で、排煙設備の設置可否を必ず確認しましょう。

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オクリテ編集部

オクリテ編集部は、店舗の集客・リピート施策に関する実践的な情報を発信しています。

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